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三年坂(さんねんざか)

 別  名: 三念坂
 所在地: 港区麻布台1丁目6番と7番の間  ⇒ 地図

@ 坂下から。

A @から少し登ったところから。

B Aから少し登った踊り場から坂下を見下ろす。

C Bの踊り場から見上げる。右に標識が見える。

D 踊り場を見下ろす。中央左に標識が見える。

E 踊り場から見上げる。

F 坂の半ばから見下ろす。

G 坂の半ばから見上げる。

H 坂上から。

I 坂上。右手に標識が見える。

J 坂上。奥に標識が見える。手前左側に見える車止めには「三年坂」と彫られている。裏側では「さんねん坂」と彫られている。

K 同じく坂上。2002年撮影。奥に今はない木製の標識が見える。


L かつて坂下にあった木製の標識。2002年撮影。上部が失われている。

M かつて坂上にあった木製の標識。2002年撮影。字が薄れて読みにくい。

N 現在坂下にある標識(港区麻布土木事務所設置)。

O 現在坂上にある標識(港区麻布土木事務所設置)

P 坂下から。

Q 踊り場から坂下を見下ろす。ここを真っ直ぐ行くと稲荷坂(我善坊谷坂)の坂下に行き着く。

R 踊り場から坂上を見上げる。後方に見える建物は霊友会釈迦殿。

S 坂上から。


【標識】
  
説  明: 三年坂の由来
 いつのころよりこの坂がそう呼ばれたのか、誰に名づけられたのか定かではありません。しかし、東京が江戸と呼ばれていた時代には無名ではあります。すでにこの坂がありのち石段になったようです。また、また、三年坂は別名三念坂などとも呼ばれ同じ名前の坂がほかに数箇所あります。
 京都清水のそばに同名の坂があります。昔の人が遠くふるさと京都をしのぶ気持ちを坂の名前にこめたとしたらロマンでしょうか。
  
設置者: 麻布土木事務所
  
設置日: 平成17年8月


【この坂について】
 港区麻布台1丁目6番と7番の境界にある石段の坂道です。坂上の背後には巨大な霊友会釈迦殿があります。坂下の谷となった地域は我善坊谷です。

 坂名の三年坂の由来については、上の標識の説明では定かではないとされていますが、同じ名前のこの坂のページに記載したとおり、三年坂は一般に寺や墓地の近くにあり、「その坂で転んだものはすぐにその土を三度なめないと三年以内に死ぬ」という迷信があるゆえ三年坂と呼ばれた、と横関英一『江戸の坂東京の坂』は述べています。

 坂道の標識は港区麻布土木事務所設置の石柱が坂上と坂下に設置されています。土木事務所が設置していることを表記した珍しい標識です。かつては平成3年3月設置の木製の標識が設置されていましたが、平成17年8月に置き換えられたようです。

 以前の木製の標識に書かれていた説明文は、以下のとおりです。上に記した現在の説明文は、これとほとんど同じとなっていますが、以下の文を少し写し間違えたと思われる部分があります。
 
三年坂の由来
 いつの頃よりこの坂がそう呼ばれたのか、誰に名づけられたのか、定かではありません。しかし、東京が江戸と呼ばれていた時代には無名ではありますが、すでにこの坂があり、のち石段になったようです。また、三年坂は別名三念坂などとも呼ばれ、同じ名前の坂が他に数箇所あります。
 京都清水寺のそばに同名の坂があります。昔の人が遠くふるさと京都をしのぶ気持ちを坂の名前に込めたとしたらロマンでしょうか。

  平成3年3月吉日
  港区麻布土木事務所

【写真撮影日】 2002年8月12日(AEHKLM)、2007年6月30日(左記以外)
【この坂の本サイト掲載日】 2002年8月14日
【このページの作成日】    2007年7月14日