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霊南坂(れいなんざか)

 所在地: 港区虎ノ門二丁目(ホテルオークラ)と赤坂一丁目(米国大使館)の境界 ⇒ 地図

@ 坂下から。右手に見える建物はアメリカ大使館。

A 同じく坂下から。中央に標識が見える。

B 同じく坂下から。1999年撮影。写真ACと比べると標識が古い(向きも異なる)。撮影時は現在の標識に置き換わる直前であった。

C 同じく坂下から


D 坂上部から見下ろす。

E 坂上から。右手に見えるのはホテルオークラ。

F 坂下にある標識(港区設置)

G 坂上にある標識(港区設置)

H 坂下にある霊南坂・榎坂・汐見坂の標識(赤坂ライオンズクラブ設置)

【標識(写真FGのもの)】
  
説  明: 江戸時代のはじめ高輪の東禅寺が嶺南庵としてここにあり、開山嶺南和尚の名をとったが、いつしか嶺が霊となった。
  
設置者: 港 区
  
設置日: 平成十一年十一月


【この坂について】
 米国大使館前正面入口から、港区虎ノ門2丁目(ホテルオークラ、東側)と、赤坂一丁目(米国大使館、西側)との間を南に上る坂道です。
 霊南坂の西側に米国大使館があるため、この坂の周辺には警官が多く配置されており、警備が厳しくなっています。

 標識は、港区設置の木製のものが坂上と坂下に設置されています(写真FG)。

 坂下の交差点では、この霊南坂、榎坂、汐見坂が交差しています。霊南坂の坂下、米国大使館の脇には、写真Hに見える赤坂ライオンズクラブ設置の標識が設置されています。この標識の円形状の部分には3つの坂道を彫った地図があり、また、裏には以下の説明文があります。

昭和四十年住居表示の改正あり 坂の名を冠したる由緒ある町名消失す 曰く霊南坂は 僧嶺南の庵に因み、榎坂は矢島長雲の植えし榎に則り 汐見坂は品海の見えし所 別名大和坂とは松平大和守邸前なりしに起因す 之等を惜しみて永く残さん為 赤坂ライオンズクラブは結成五周年記念事業の一環として此の碑を建立す 昭和四十二年十月十七日


(2010年7月17日追記)なお、写真Bに見える一世代前の木製の標識の説明文は、基本的に現在と同じですが、最後の部分が「いつしか嶺が霊となった。」ではなく、「いつか嶺が霊となった。」となっていました。


【写真撮影日】 1999年(B)、2002年7月29日(H)、2003年7月6日(@ACDEFH)

【この坂の本サイト掲載日】 2002年8月14日
【このページの作成日】    2007年4月29日(2010年7月17日一世代前の標識の説明書きに関して追記、2010年9月19日一部修正)