HOME千代田区の坂(7)神田駿河台方面(その1)>皀角坂

皀角坂(さいかちざか)

 所在地: 千代田区神田駿河台二丁目   ⇒ 地図

 
@ 坂下から。右手前に見える横断歩道は小栗坂の坂上である。

  A 同じく坂下から。2002年撮影。左に走行中の列車が見える。

B 坂下から少し上ったところから見上げる。2002年撮影。

C Bから少し上った所から見下ろす。

 
D Cから更に上った所から見下ろす。

  E Dとほぼ同じ所から見上げる。右に写真RSに見える石碑が見える。

 
 F DEから少し上った所から見下ろす。坂の北側(写真奥)はJR中央線の線路。

  G Fとほぼ同じ所から見上げる。

 
 H FGから少し上った所から見上げる。2010年撮影。正面に標識が見える。標識の後方に見える木は、サイカチの木ではないようである(2002年との相違、I参照)。

  I Hの付近から見上げる。2002年撮影。正面やや右にかつて設置されていた標識が見える。左後方の木はサイカチの木であった。

J HIから少し上った所から見下ろす。2002年撮影。左にかつて設置されていた標識が見える。坂名には「p」の字が使われてた。

K Jから少し上った所から見下ろす。左に標識が見える。


 
L JKから少し上った所から見下ろす。

  M Lとほぼ同じ所から見上げる。

N LMから少し上った所から見下ろす。手前に石製の小さな標識が見える。

O Nとほぼ同じ所から。2004年撮影。手前の路面はアスファルトであった。

P NOから更に上った所から見下ろす。右に見える高木はサイカチの木である。

Q 坂上から。

R 写真Eに見える石碑等。「さいかち坂ビル」下にある。



S Rに見える、松尾芭蕉作と言われる句「p角子の実はそのままの落葉哉」を刻んだ石碑。


(21) Sの石碑の脇にある木の幹に置かれたプレート。説明文では坂名に因みサイカチを3本植えたとする。碑に刻まれた句の説明も書かれている。

(22) Iに見えるサイカチの木。2002年撮影。

(23) (22)の木になっていたサイカチの実。2002年撮影。

 
 (24) Pに見えるサイカチの木。2010年撮影。(22)の場所よりは坂上にある。

  (25) (24)の木になっていたサイカチの実。2010年撮影。

 
(26) JR中央線とその北の神田川の対岸にあるお茶の水坂の中ほどから皀角坂を望む。

   (27) 坂の中ほどにある「神田上水掛樋跡」の標識(千代田区教育委員会設置)。

 
 (28) 坂上部にある石製の標識。2004年撮影。裏面には「昭和五十年一月 駿河台西町会 中島萬」と彫られている。

  (29) (28)と同じ石製の標識。2010年撮影。アスファルトの路面の上に敷石を敷いたためか、標識に彫られた文字の一部が見えなくなっている。

 
 (30) 坂上部にある標識(千代田区教育委員会設置)。     (31) (30)と同じ標識。     (32) 坂上部から「さいかち坂ビル」(赤い建物)を見る。

【標 識】
説明
 この坂を皀角坂といいます。『新撰東京名所図会』には「駿河臺鈴木町の西端より土堤に沿いて、三崎町の方に下る坂なり」とかかれています。名称については、『新編江戸志』に、「むかし皀角樹多くある故に、坂の名とす。今は只一本ならではなし」とかかれています。「サイカチ」とは野山にはえる落葉高木で、枝にとげが多く、葉は羽状形で、花も実も豆に似ています。
設置者: 千代田区教育委員会
設置日 平成十八年三月


【この坂について】
 JR中央線の線路(御茶ノ水〜水道橋間)の南脇を西(水道橋方面)から東(御茶ノ水方面)へ上る坂道です。坂下は小栗坂の坂上と交じっています。
 JR中央線とそれと並行する神田川を挟んだ反対側にお茶の水坂(文京区)があります(写真26参照)。

 坂上近くに名称の由来ともなっているサイカチの木があります(写真24。2010年現在)。2002年に訪問した際には、これより下の、標識(後述)のある場所のやや上にサイカチの木がありました(写真22)が、2010年に訪問した際に同じ場所に植えられていた木はサイカチではないようでした。
 サイカチの木については、千代田区教育委員会設置の標識の説明文(上述)によると、『新編江戸志』にはかつてサイカチの木は多数があったが、今は一本もないと書かれているようです。しかし、写真21に見えるプレート(さいかち坂ビル下)では、

  この坂は「さいかち坂」 坂の名に因んで坂の上、北側に、さいかち(さいかし)の木が三本植えてあります。
  碑の句は「芭蕉らしい」といわれていますが、定かではありません。

と書かれています。神田学会のサイトによると、「昭和35年(1960)、当時千代田区土木課に勤務していた新堀栄一さんは、坂の名に因んでサイカチを3本植えた。」とのこと。しかし、2010年訪問時に見つけられたサイカチの木は、上述の一本のみでした。
 このプレートの脇に、その説明文にもある石碑があります(写真S)。ここに刻まれた、芭蕉作らしいといわれるが定かではない句とは「皀角子の実はそのままの落葉哉」というものです。

 また、坂中ほどには「神田上水掛樋跡」の標識(千代田区教育委員会設置)もあります(写真27)。同様のものとして、お茶ノ水坂の坂下に文京区が設置した「「神田上水懸樋(掛樋)跡」の石碑があります(お茶の水坂のページの写真K)。

 標識は、坂上部近くに千代田区教育委員会が設置した金属柱のものがあります(写真30・31)。2002年に訪問した際には写真IJに見えるものが設置されていました(説明文は現在と同じ)が、新しいものに置き換わっています。
 また坂上部の「かえで通り」と「とちの木通り」の分岐点には、駿河台西町会設置の石製の小さな標識がおかれています(写真28・29)。

 なお、坂名の表記について、本サイトでは千代田区教育委員会設置の標識に従い「皀角坂」とし、「皀」の字を用いています、しかし、サイカチには、「皀」ではなく、「p」という字をあてるのが本来の表記のようです。実際には、「皀」の字は「p」とかなり混用されているようです。標識においても、かつて設置されていた標識(写真IJ)では、「p」の字が使われていました(ただし、説明文では「皀」の字を使用している)。写真Sにある石碑においては、「p」の字が使われています。


【写真撮影日】 2002年8月3日(ABIJ(27))、2004年2月11日(O(28))、2004年8月25日((26))、2010年8月8日(C)、2010年9月20日(左記以外)

【この坂の本サイト掲載日】 2002年8月14日
【このページの作成日】 2004年3月27日 (2010年9月23日写真追加等の修正)