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港区が設置している標識

 港区が設置している坂道の標識は、ほとんど下の写真にあるような木製の柱状のものである。

檜坂(赤坂方面)の標識 雁木坂(麻布台方面)の標識

「港区の標識」の特徴

  (1)木製の柱。文字は筆で書いたような書体になっている。

  (2)記述は、各面に書かれており、
     @ 一面には、大きく坂名が縦書きで書かれている。その下にローマ字横書きでも坂名が書かれている。
        (なお、上の2つの写真を比較して分かるとおり、この面の下部に「港区」と書いた標識と書いていない標識がある。)
     A その側面には、ひらがなでの坂名表記に続けて、坂名の由来等を記している。由来等の記述は2〜3行の簡単なものである。
     B 他の面には設置年月。港区という土地柄か、英語でも設置年月が書かれている。

  (3) 各坂ごとの設置位置は、坂上と坂下にそれぞれ1本ずつきちんと建てられている。


港区設置の標識はこの木柱タイプがほとんどであるが、例外は、三年坂(麻布台方面)で、同区麻布土木事務所が設置した立札(写真下)である。

標識の設置状況

  港区にある名前のある坂道は約100と多いが、設置状況はよい。2003年6月20日現在で区内の103の坂道中、79坂(77%)に港区設置の標識が設けられている。
  港区の外郭団体(港区スポーツふれあい文化健康財団)のホームページに載っているのに、標識が立っていない坂道が幾つか存在している(例:土器坂)。標識を立てていない理由は不明である。

(初稿:2003年1月18日)
(修正      同 20日)
(修正:2003年6月21日)