HOME千代田区の坂(7)神田駿河台方面(その2)>雁木坂

雁木坂(がんきざか)

 所在地: 千代田区神田駿河台2丁目 ⇒ 地図 

@ 坂下から

A 坂上から。左手に標識が見える。

B 現在の標識(千代田区教育委員会設置)

C 一世代前の標識(千代田区教育委員会設置、2004年撮影)

D 二世代前の標識(2002年撮影)。説明用の金属製のプレートが剥がれている
E 同じく二世代前の標識(1999年撮影)

【標 識】
説 明
 この坂を雁木坂といいます。今はその面影はありませんが、昔は急な坂で雁木がくまれていたといいます。雁木とは木材をはしご状または階段状に組んで登り やすくしたもので、登山道などに見られます。『新撰東京名所図会』には「駿河台西紅梅町と北甲賀町の間を袋町の方に行く坂を雁木坂と称す。慶応年間の江戸切絵図をみるに、今の杏雲堂病院の前あたりに「ガンキ木サカ」としるされたり」と書かれています。
設置者: 千代田区教育委員会
設置日 昭和五十年三月(平成十九年三月補修)


【この坂について】
 お茶ノ水仲通りにある池田坂の坂上から、西に緩やかに上る短い坂道です。南側は日大病院です。標識の説明にあるように、かつての急坂の面影はありません。
 標識は坂上に1本立っています。最近でも2回標識が置き換わっているようです。写真DEに見られる標識がありましたが、写真Dにあるとおり、説明用の金属製のプレートが剥がれていました。その後、写真Cにみる標識(千代田区教育委員会、平成十五年三月)に置き換わりました。更に、現在は、写真Bの標識が立っています。いずれも説明文は変わりません。


 なお、上で取り上げた坂道の西方を真っ直ぐ進み、明大通りから西に上る別の坂道にも「雁木坂」の石製の標識が置かれています。この坂道の写真は、以下のとおりです。
 各種文献に従い、当サイトでは、上で取り上げた坂道を「雁木坂」としています。

F 明大通りから。左手に見えるのは明治大学。

G 坂下から。右手に石製の標識が見える。

H 坂上から

I 坂の半ばにある石製の標識。裏面には「昭和五十年一月 駿河台西町会 山田盛三郎」と彫られている


【写真撮影日】 1999年(E)、2002年8月3日(D)、2004年2月11日(CGHI)、2004年3月21日(@A)、2007年4月14日(BF)
【本サイト掲載日】2002年8月14日
【ページ作成日】 2007年4月21日 (2010年7月18日微修正)